2021/03/03
とてつもない急落を記録し、投資家を震撼させたビットコイン(BTC)市場。
新型コロナウイルスの感染拡大で懸念が広がり、ダウ工業株30種平均は連日のサーキットブレーカー発動発動。そんな株式市場の急落局面に巻き込まれ、仮想通貨市場も大暴落しました。
因みに、2020年3月のBTCの取引量は“仮想通貨の冬”と呼ばれる2018年12月以来の最低値を記録しています。（※2018年12月のBTC価格は日本円で35万円程でした。）
米仮想通貨メディアによると「ビットコイン市場の未来は恐ろしく不安定で、更なる価格大幅下落の可能性非常に高い」と言い、ビットコイン取引量激減の原因について、以下のように報じています。
「(現在、コロナウイルスの感染拡大に伴い、)世界各国の国民は、『安全な現金を手に入れよう。』という意思を強めている傾向にある。そのため、ビットコインのようなリスクのある資産への懐疑的な見方が急速に広まり、ビットコインの取引量は激減したのだろう。」「取引量の減少は、今後ビットコイン価格がさらに大幅下落することを意味しているのかもしれない。現在のビットコイン価格は6,000ドル以上をなんとか維持しているが、今実際に見られている価格推移以上に、市場全体は弱気相場にあることを想定しなければならない。」
仮想通貨の市場心理は最悪な方向へと向かっていると思われる現在、ビットコインは正念場だと思います。
再びダウが20,000ドルを大きく割り込み、直近最安値を更新する様な状況に陥った場合、仮想通貨市場が巻き込まれない保証はないので、市場動向には十分注意を払ったほうが良いと思います。
しかしながら、株式市場の更なる暴落局面でも無相関・逆相関の動向が見られれば、徐々に独立した値動きに変わっていくのではないかと思います。
